5月29日ヨブ記24‐27章『人間の知恵の限界』
2012年 05月 29日
【24:21 彼は子を産まない不妊の女を食いものにし、やもめによくしてやらない。24:22 しかし、神は力をもって暴虐な者たちを生きのびるようにされる。彼はいのちがあるとは信じられないときにも立ち上がる。・・・
27:1 ヨブはまた、自分の格言を取り上げて言った。27:2 私の権利を取り去った神、私のたましいを苦しめた全能者をさして誓う。27:3 私の息が私のうちにあり、神の霊が私の鼻にあるかぎり、27:4 私のくちびるは不正を言わず、私の舌は決して欺きを告げない。27:5 あなたがたを義と認めることは、私には絶対にできない。私は息絶えるまで、自分の潔白を離さない。・・・】
①ヨブは、不条理とも思える苦しみの中で、
友人たちの(因果応報の思想からの)批判に対し、
「なぜ正しいものが苦しみを経験しなければならないのか」という問(とい)を発し始めました。
②そしてヒルダテの批判を受けて(25章)、
彼は「自分は友人たちが指摘するような罪を犯していない」と感じ、
自分の正しさを訴え続けたのです。
③ヨブは「自分は正しい」と主張します。そ
してここから彼の(隠れた)本音が明らかになり、最後に神と出会うこととなるのです。
・・・人間の知恵には限界があります。
3人の友人たちの知恵にも限界があり、
正しいと主張したヨブ自身の知恵にも限界があったのです。
しかしヨブは、あきらめることなく、
自分の心からの思いを訴え続けていく中で、
最後には「神と出会い」「深いへりくだりの体験」を経験したのです。
そして限界を知った者は、「それを越える奇跡」を主から与えられるのです。
YccFuji
by Happiness-eachday | 2012-05-29 08:30 | 2012年5月 | Trackback