4月27日Ⅰ歴代16-18章『選ばれた者』
2010年 04月 27日
「17:7 今、わたしのしもべダビデにこう言え。万軍の主はこう仰せられる。わたしはあなたを、羊の群れを追う牧場からとり、わたしの民イスラエルの君主とした。17:8 そして、あなたがどこに行っても、あなたとともにおり、あなたの前で、あなたのすべての敵を断ち滅ぼした。17:11わたしは、あなたの息子の中から、あなたの世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。」17:16 ダビデ王は行って、主の前に座し、そして言った。「・・17:25 わが神よ。あなたは、このしもべの耳にはっきり、しもべのために家を建てようと言われました。それゆえ、このしもべは、御前に祈りえたのです。・・」
①主はダビデを選び、その子孫を祝福すると約束されました。②バビロン捕囚の解放後(この書が書かれた時代)であっても、その約束は変わることなく続いていたのです。③選ばれたダビデがこの約束を聞き、主の前に祈ることが出来たように、クリスチャン一人ひとり(あなた)も神に選ばれた者です。ですから主の約束を受け取るならば、主に近づきお願いすることが出来るのです。「神に近づきなさい。そうすれば神はあなたがたに近づいてくださいます(ヤコブ4:8)(参照ヘブル10:22)」YCCFuji
コメント
バビロン捕囚解放後100年が過ぎた時代にこの書が書かれました。人々は、解放後、問題の中で希望が薄れ、以前の悪い方向に向かいつつあったのです。その状況にあって父なる創造主は、この書を書かせたのです。私たちはここからいくつかのことを学ぶことが出来ます。
①悪いパターンを止めること
一度、悪いパターンに落ちてしまうと、悪いパターンを修正してそこから抜け出そうとしても、不可能となります。ですから、その悪いパターン自体を止めるのです。・・・理屈ではなく、ただ止めるのです。
②希望と約束に目を向けること
私たちに与えられた状況の中には、良い約束と悪い状況が混在します。問題が続くと、悪い方向にばかりに目を向けがちですが、意図的に、良い約束に目を向けるのです。
③希望と約束を活用すること(良い種まき)
良いものに目を向けることが出来たなら、それを活用するのです。具体的には、『希望を告白してみる』『約束を中心に考え、言動する』ことです。
マタイの福音書に「25:29だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです。」とあります。
これは真理です。持っているものがたとえわずかでも、それを活用するならば、増えると言うのが、真実です。
反対に、悪いものばかりに目を向け続ける(不足ばかりに目を向ける)と、持っていないものは、持っているものまですべて取り上げられてしまうとありますので、大変なことになります。
悪いものを見ないようにするのではありません(それは不健全ですから)事実を認めつつ、
①悪いパターンを止め、②約束に目を留め、③約束を活用し続ける・・・このことが聖書から教えられる祝福の中を生きる考え方なのです。
これが頭や理屈ではなく、生活を通じて、日々出来るようになりたいものです。

by happiness-eachday | 2010-04-27 09:35 | 2010年4月 | Trackback